PROJECT TOKYO Next show: 16th - 17th March 2022. @ TOKYO INTERNATIONAL FORUM

プロジェクト、インスタグラム、インスタ、ソーシャルネットワーク

NEWS ~blog~ 2021 MARCH

BRANDS

伝統と革新のスコットランド

March 1st, 2021

スコットランドから13の個性豊かなブランドがPROJECT TOKYOに並ぶ。スコットランドのモノづくりの歴史と伝統を継承したブランド達が発表する、アイテムの高い品質とクリエイティビティを是非会場で手に取って確かめていただきたい。

[ブランドラインナップ(アルファベット順)]

Begg x Co (ベグアンドコー)

1866年創業の老舗ストールブランド。代名詞である極上の肌触りを持つスコティッシュカシミアのストールは、伝統的な手織りの技法で作られている。また、近年ではストールだけでなくセーターなど幅広い毛織物製品を展開。その確かな品質は、世界の名だたるブランドの生産を任されている事からも証明されている。

Collingwood-Norris (コリングウッドノリス)

ラムウールのストールやニットキャップを展開するCollingwood-Norris。アイテムの特徴は、カラフルな色使い。青く澄んだ水、黄色い花の絨毯、どんよりした空の色など、デザイナーが育ったスコットランドの美しい風景をイメージした色使いとなっている。ALLメイド・イン・スコットランド。

The Edinburgh Natural Skincare Co. (エディンバラナチュラルスキンケア)

すべての商品は100%オーガニック成分のみを使用する事。プラスチックを使用しないリサイクルパッケージを推奨する事。商品開発には動物実験を行わない事。これらを商品づくりのポリシーとして掲げるEdinburgh Natural Skincare。子供でも安心して使用できるオーガニックスキンケア製品を展開する。

Glenmuir (グレンミュア)

ゴルフ発祥の地スコットランドで1891年の創業以来、一貫してゴルフウェアの生産に携わってきたメーカー。品質にこだわりながら程よくトレンドを取り込んだゴルフウェアは、多くの一流プロフェッショナルプレイヤーに愛され、世界中の高級ゴルフリゾートで取り扱われている。

ishga (イシュガ)

世界で最も清潔な水域と呼ばれるスコットランド西岸、ヘブリディーズ海で採れる海草を使ったスキンケアブランド。オーガニックの海藻を使った製品は、天然の抗酸化物質ポリフェノールが多く含まれ、日焼けや睡眠不足、ストレス等で失った抗酸化機能を修復する働きがある。ビューティーアワードも多数受賞。

Instrmnt Applied Design (インストゥルメント・アプライド・デザイン)

シンプルさ、品質、見た目の美しさを追求した時計。生み出したのはプロダクトデザイナーPeteとグラフィックデザイナーRossのデュオによるデザインスタジオ、Intrmnt Applied Design。時計だけでなく、インダストリアルなデザインのイスから自転車まで手掛ける。

KESTIN (ケスティン)

有名ブランドでキャリアを積んだデザイナーが自身の名を冠して2015年にスタートしたメンズウェアブランド。メイド・イン・UKにこだわりながら、流行にながされることのない普遍的なアイテムを現代的なマテリアルを採用してアップデート。デザイナーの美意識が凝縮されたコレクションは、ヨーロッパをはじめ、世界各地でファンを増やし続けている。

ROCIO (ロシオ)

クラシックな佇まいと革新的なデザインを持ち合わせたROCIOのバッグは、上質で丈夫なアカシアの木を彫りだしたわずか2つのパーツから作られる。程よく光沢感を帯び、美しいボティラインを描くこの芸術品は軽く丈夫。それは職人が2カ月以上をかけて全工程をハンドメイドで仕上げることで生まれる。

Snow Paw UK (スノーポーUK)

2010年にオリジナルシープスキンシューズの販売をスタート。すぐにマーケットで成功を収め、現在のようにハリスツィ―ドを使ったシューズやアクセサリーまでコレクションの幅を広げてきたSnow Paw UK。クラシックとモダンが融合したデザインが特徴。

TESSUTI SCOTLAND (テスーティ スコットランド)

テスーティ スコットランドが展開するストールは、ラムウールやシルク、カシミヤなど柔らかな素材にシルクスクリーンプリントが施されている。それら一点一点は、デザイナーの手によって丁寧に仕上げられる。

Veske (ヴェスク)

シンプルかつ機能的なカジュアルバッグを展開するブランド、Veske。その歴史は古く、もともとは1789年に漁船の帆やロープを製造していた会社から始まった。創業当時から手作業で仕上げることに拘っており、そのクラフトマンシップはバッグブランドVeskeへも受け継がれている。

Walker Slater (ウォーカー スレーター)

ツィードやリネンなどスコットランドの伝統的な素材を使った仕立てを得意とするテーラー。スコットランドブランドのテーラリングと言えば丈夫な素材で重厚感のあるものが多い印象だが、Walker Slaterのアンコンストラクテッドなテーラリングは、実にソフトで軽やかな着心地を実現している。

Whitehill & Wilsons (ホワイトヒル・アンド・ウィルソンズ)

1783年の創業以来、世界的に有名な英国生地メーカーの生産を担ってきた工場から始まったスカーフブランド。その長い歴史の中で生まれ、自社でアーカイブした伝統柄を現代風にアップデートしたコレクションを展開する。素材はウールやシルク、カシミヤ。王道の英国トラッド感が漂う。

2000通り以上の組合せが可能! パーツを全てカスタムできるSHOES、U-DOT

February 26th, 2021

「靴の街、浅草で職人が一足一足心を込めて製作」

U-DOTは一枚革で包み込む、あなただけのオリジナルシューズ。
一枚革の為、驚く程軽く持ち運びにも便利。

最大の特徴はローファーからスニーカーまで、全てのシューズをパーツ毎にオリジナルカラーを選べる点。

例えば、こちらのローファーは、つま先部分、かかと部分、甲の部分、ベルト部分の4つのパーツから出来ています。

4か所全ての色を変える事も可能ですし、③番だけ変えてアクセントに・・・という事も可能。また、色だけでなく、ハラコ、ヌメ革、箔、スエード等、様々な素材を用意しているので、黒一色で素材を変えてニュアンスを楽しむ、という事もできます。

レザー部分だけではなく、ソールやファスナー等のパーツも素材・色のカスタムが可能。

U-DOTは靴の街、浅草で職人が一足一足心を込めて製作。4月にOPENのECではオーダーから3週間程でお届けするほか、小売店とも協業して、ショップオリジナルのカラーでの製作やお客様へのオーダー会も実施する。

価格は16000円~。全てのシューズがウイメンズ・メンズの両サイズ対応。カップルや友達とお揃いで履く事ができるU-DOTで楽しくオリジナルシューズを作りませんか?

U-DOT

9 shoe makers from JAPAN SHOE FAIR

February 22nd, 2021

「国産のモノづくりにこだわった靴メーカー9社が参加!」

London Shoes Make Co.,Ltd. [Andex Co.,Ltd.]

ライフスタイルの変化に合わせ「履きやすさ」を更に追及。足の指、本来の力を使えるよう、インソールメーカーBMZ社とコラボして新しい足アーチ形成へのアプローチで特許を取得したインソール付きエレガンス系シューズをリリース。

足が健康に綺麗になっていく「Beauty&Health」な靴を提案しています。

CRAFTBANK Co., Ltd. [COMPASS Co., Ltd..]

足型測定システム iD-FOOT は、専用機やアプリは不要。スマートフォン等で撮影した動画から足の寸法を計測し、シューズとのマッチングや足に合うインソールパーツを 3D プリンターで出力し作成することが可能。
環境負荷の少ないレザーを使った新生活に寄り添うフットウェアブランドCHARCOAL CLAPPERも。

TES MODE Co.,Ltd.

長年培ってきた設計力・パターン技術でピンヒールパンプスからエレガンススニーカー等を作るwomen’s shoes brand。美しいフォルムでありながら、履き心地の良い、お客様のイメージに合わせたOEM/ODMを得意としています。国内生産をメインに職人による仕事にこだわっています。

DECORTE CORPORATION

昭和58年浅草にて創業し、純国産にこだわりアパレル、セレクトショップ、他、幅広くOEM/ODMを受けています。持続可能なものづくりを目指しサスティナブルレザーや環境配慮型の素材にも積極的。なにより、過去多くのOEM/ODMデータを含め、売れ筋の傾向を分析し、ファッション性の高い靴を生産できる事が特徴です。

MODENA

大阪発のモデナはこれまで見たことの無いようなユニークなスニーカーを中心に紹介。
厳選された素材で職人によって一からの手作業で作り上げられた常識を覆すようなデザイン、実用性を追求した履き心地、そして履いていて楽しくなるような喜びを兼ね備えたシューズです。

SHIBUYA SEIKA Co.,Ltd.

Made in japan。 綺麗な仕上がりのレザーシューズにビブラムのスニーカーソールを付け、革靴とスニーカーの2要素を合わせ持ったハイブリッドなアイテム。 国内タンナーと共同で製作したオリジナルカウレザーにインナーにはホースレザーを使用。インソールの下には低反発と高反発の二層のクッション材を入れコンフォータブルな履き心地を実現しています。

PEACE Co., Ltd.

欧州の上質素材と国内で新たに開発した上質素材を仕様。祖父の代から三代受け継ぎ、その技術を基礎としています。その類まれなる修錬を土台に、今まで見てきた物、作りたい物に思いを馳せながら独自の製品を作っています。

U-DOT

革の色・素材、そしてファスナー等のパーツを一点からカスタムできるU-DOTはリブランディング後、初お披露目となる。全25型全てが21㎝~30.5㎝まで幅広いサイズで対応。ブランドやSHOP限定のカラーで一緒にオリジナルを作りませんか?

MIYAGIKOGYO

「革に勝る素材なし、熟練された技に勝る機械なし」
コンセプトとともに1941年の創業後、一貫して国内生産に拘ってきたMen’s Shoesメーカー。
西洋で生まれた靴、そこに日本人特有の勤勉さと探求心、そして感性を持ってすれば西洋のものに負けないものが絶対作れると信じています。

伝統や技術を守る、新しい3つのライフスタイルブランドをご紹介します

February 16th, 2021

PROJECT TOKYO 2021 Marchには、歴史あるブランドや職人の技術を活かしたデザインを提案するブランドなど、モノづくりにフォーカスした会社が多く出展します。その中で、全く違う出立ちなのに、主となるものが通ずる3ブランドをご紹介します。

目次: CONTENTS
  • DUE DONNE:親子2世代が作る甲府のジュエリーブランド
  • MOQUIP:大都会、東京の代官山にあるレザー工房
  • KITCHIBE:200年以上の間日本の香りを作り続ける

PROJECT TOKYOには上記の3ブランドを含め、モノづくりに強い想いやストーリーを持つブランドが多く出展します。どうぞ、少しでもご興味がございましたら、是非ブランドを見に来てください。このような時代だからこそ、こだわり抜いた商品をじっくり感じていただけたら幸いです。

DUE DONNE
親子2世代が作る、甲府のジュエリーブランド

「1958年創業、貴金属製造業『飾り屋』の3代目と4代目の親子がタッグを組み立ち上がる」

戦後13年に創業以来、着物からの日本女性のファッションの変化と共にジュエリーを制作してきた株式会社ツノタ。当時の金属加工メーカーはほとんどの工程を手作りのみで行っていた為「飾り屋」と呼ばれていました。イヤリングやピアスを得意な商材として様々な技術とノウハウを蓄積してきました。

3代目の知佐子さんと娘の奈穂さんはデザイン性と身に付ける機能面を融合したジュエリーを提案したいとの思いから、2016年にDUE DONNEを立ち上げました。今までのイヤリングやピアスというカテゴリーに捕らわれない新しいアイテムが形になり、TACCO(タッコ)が完成しました。

【WHAT is TACCO?】

イヤリングは重力に逆らって耳たぶに留めておく必要があるアイテムです。その為、重量が軽いものが良いとされていました。しかし装着につれて痛い、落とすなど、ストレスが付き物とされ長年多くの女性達を悩ませていました。

ピアスを開けていない人に向けて様々な付け方や形状のアイテムを試作する中で、耳たぶではなく、くぼみに付ければと思いついたのです。付ける位置を変えるとデザインもおのずとあたらしい形状が見え始め、職人に相談しながら、仕組みとデザインの一体感を目指して1年ほど試作を重ねながら完成させました。

【MESSAGE from the BRAND】

PROJECT TOKYOに来場される方々に、機能とデザインを兼ね備えたものづくりによって「ストレスフリー、自由であること」を実感して欲しいので、実際にアイテムに触って試着していただきたいです。今シーズンは誰もが感じる“心地よさ”を形にしました。
シルバーカラーをメインにユニセックスなノンホールイヤーアイテムをご紹介します。

私たちはTACCO(タッコ)とイヤーカフを豊富に取り揃えており、さまざまなアプローチのノンホールイヤーアイテムをご用意しています。着けると印象がガラッと変わるものばかりなので、試着を体験していただき、あたらしい発見(わくわく)を感じていただけたらゴール!と思っております。
WEBの世の中ですが、だからこそご来場いただいた方には手に取って触れていただきたいです。

MOQUIP
大都会、東京の代官山にあるレザー工房

「見たものや感じたこと、ひとつひとつがアート。レザーブランドがライフスタイルを提案する」

MOQUIP(モキップ)は革の特徴を生かし、代官山にあるショップ兼工房にて、企画デザイン、生産、卸、小売りまで… 一貫したものづくりをしているブランドです。歴史のある会社ではけしてないものの、そこで働くのは革を熟知した職人達です。若くして、伝統的な革の加工、縫製技術を習得し、革だから味わえる表情をデザインに落とし込みます。

革を無駄なく、できる限り利用した作りを念頭に置いたデザイン、商品構成をしているのもMOQUIPの特徴です。

【Philosophy of MOQUIP】

“革は基本的に副産物です。人間が食した動物の皮を加工して革が作られます。生産はないので、環境によって革の供給も左右されます。

革は生き物です。

私たちが一人ひとり肌の質が違うように、革も一枚一枚表情が違います。生きてきた証に傷もシミもあります。革には手になじみのある肌ざわりや、経年変化する表情、人の手によって手間暇かけて創られた唯一無二の素材です。

動物から必要なお肉を美味しくいただいて、自然の恩恵をうけた人間の良心から発生した倫理(エシカル)から、牙を道具にしたり、その革で着るもの、袋などを作って…と、人間と動物の間の生態系、環境との調和、共存、人だからこそできる『古来からのエコロジー』だと思います。

革はサスティナブルな素材であり、そのアイテムは長く使えるところも環境に優しく、愛用したくなる魅力があります。

【What’s HOT?】

MOQUIPにとって、見たものや感じたこと、ひとつひとつがアートであり、それを創造することがArts&Craftなのです。アンティークな素材の雰囲気とモダンなシルエットが絶妙に融合したレディスブランドは他に類を見ないオリジナリティがあります。

多くのファッションブランドとコラボを重ねてきた経験から、今ではファッションの枠を超えて、最近ではショップの看板、植物屋とのコラボでレザーの鉢やハンギングツールなどの制作にも力を入れています。それ以外にもバーなどからの依頼でコースターやボトルキーパーなど、様々な方のライフスタイルにオリジナリティを出せる身近なレザーアイテムなども提案し作っています。

【MESSAGE from the BRAND】

手間をかけてつくられたものは どれも違った表情をします。自然にあるかたちは曲線を活かし、手仕事でつくられたものは細部にまで趣があります。
こけのようなしっとりとした深い緑色をブランドカラーとし、風変わりで美しいマテリアル・シルエット・ディティールを兼ね備えたMOQUIPの世界観をレザーアイテムを通じて共感していただきたいです。

KITCHIBE
200年以上の間、日本の香りを作り続ける

「強く香るというよりも、『優しく・柔らかく香る』
はっきり香るよりも、『心地よく・ずっと香る』ような香り」

KITCHIBE(キチベエ)は、1808年創業の塩野香料という香料会社が立ち上げたフレグランスブランドです。香料会社は何を作るかご存知ですか?実は私たちが何気なく使っている物のほとんどに関わってきます。

「香り」が、私たちの日々の暮らしにいかに密接に関わり合い、私たちの感情や趣味嗜好を彩っているかが分かります。「香り」を扱う会社として、また200年以上の歴史をもつ日本の会社として、香りが持つさらなる魅力や可能性を、そして日本が持つ香りへの感性や文化を、より多くの人に届けたいという思いからKITCHIBEは2016年に誕生しました。

パリ・メゾンエオブジェでの様子

ブランドを代表する6種類の香り(SAKURA, WASHI, MATCHA, YUKI, KITCHIBE, YUZU)は日本人なら誰もが、「あぁ〜」と思い、逆に海外の人なら「これが和の香りなのね」と日本の美しさを想像させる香りが特徴的で、また印象的です。

一昨年秋のパリのメゾン・エ・オブジェにて、日本の美意識を香りで表現したSense Collectionを新たなコレクションとして発表しました。

AKAFUJI

江戸の浮世絵師、葛飾北斎の富嶽三十六景「凱風快晴(がいふうかいせい)」で描かれている赤く染まった富士山の雄大さ、荘厳な美しさ

IKEBANA

床の間に飾られた一輪の花と空間の絶妙な均衡が作りだす「生け花」の緊張感、美しさ、そして魅力を表現

KARESANSUI

砂利と石を配した限られた空間で壮大な自然を表し、そこに無い水を意識させることで空間と向き合い、自分と対話する瞬間を作り出す「枯山水」の美しさ

【Who is KITCHIBE?】

KITCHIBEは塩野屋𠮷兵衛商店(現在の塩野香料)の創業者である塩野屋𠮷兵衛(しおのやきちべえ)から由来しています。創業者精神を今一度大切にし、原点である「香り」をもっと世の中の人に知ってもらおうという想いが込められています。

また、KITCHIBEに「T」を入れたのは、英語のKITCHENに似た綴りにすることで、パッとみたとき、海外のお客様の印象に残って欲しいという気持ちからTを入れたそうです。

【MESSAGE from the BRAND】

Sense Collectionの3種は人の心の中にある美意識を香りで表現するということは、私たちにとっても非常にチャレンジングで、数えきれないほどの試作を重ねた上でようやくたどり着いた香りでもあります。それぞれ違った特徴があり、海外でもご好評頂いたので、ぜひ、普段の自分の美意識や価値観と向き合い、気持ちを落ち着けたり、癒されたりするような時間を過ごしていただければと思っております。

KITCHIBEにとって、来場されるほとんどの方が「初めまして」になるのではないかと思っております。したがって、私たちとしてはまずはブランドのご挨拶も兼ねて、香りを実際に見ていただき、香りとともにそこに隠されたストーリーや、ブランドに込めた思いといった部分まで、ぜひ楽しんでいただきたいです。

私たちKITCHIBEは日本のブランドとして、海外ブランドとは異なる魅力を発信していきたいと考えています。例えば香りの面で挙げさせていただくと、KITCHIBEで展開している香りは、強く香るというよりも、「優しく、柔らかく香る」、はっきり香るよりも、「心地よく、ずっと香る」ような香り作りを目指しています。

また、香りだけでなく商品のデザインにも程良い「日本らしさ」を盛り込み、様々な空間やシーンで使っていただけるようなモノづくりを心掛けておりますので、ぜひこれらの点も見ていただけると幸いです。

お気軽にお越しいただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

Double Face Umbrella - CARRY saKASA -

February 14th, 2021

「これまで見た事の無い傘を一緒に作りませんか?」

雨の日に活躍する傘。
濡れて良いポリエステルやナイロン素材が一般的ですが、CARRY saKASA(キャリーサカサ)では、こんなフサフサの素材やジャガード風の一般的なファッションファブリックが使われています。

日傘はもちろんですが、雨の日も使用できます。

その秘密は、逆さの骨組み&二重構造に。

この傘は二重の生地の逆さ構造のため、「閉じている際に表」にくる生地が「傘を開いた際に(雨と接しない)内側」にくることで、ポリエステル以外のユニークな素材も使用できるのです。

開いていく際の様子がこちらですが、最後、開く際にひっくり返る=逆さ傘の仕組みになっています。

CARRY saKASAだからこそ・・・・

傘を閉じる時に手が濡れません。

傘を閉じる時、手に触れるのは雨に接していなかった側のファブリックなので、手を濡らさずに傘を巻くことができます。あのジメジメ感から解放され、電車の中でも他人に迷惑をかけず、自分の上着やスカートも濡れません。

2重構造なのでUV カット、遮光性にも優れ、日傘としても使えます。

狭い隙間でも開閉可能なため、
車の乗り降りの時にも濡れにくい構造になっています。

置くと自立するので、ハンズフリーに。干す時も場所をとりません。

メインの価格は 8000 円~ 15000 円前後。

自立する姿が実にフォトジェニッックな CARRY saKASA。
ほら、この通り。

ユニークな素材で、これまで見た事の無い一緒に傘を作りませんか?

CARRY saKASA

スペインから、ものづくりにこだわる4ブランドが参加!

February 12th, 2021

「人口2000人の街から発信、世界最高品質のブランケット」

スペインと聞くと何が思い浮かびますか?青い空とビーチ、美味しいご飯とワイン・・・
実は欧州のモノ作りの拠点でもあるのです。靴等の革製品は有名ですが、それ以外にも丁寧な手仕事でクラフトマンシップにこだわったブランドが沢山あります。

そんなスペインから4ブランドをご紹介します。

Mantas Ezcaray

1930年創業。上質なモヘアを始めとした天然繊維のブランケット・マフラー・ショール等のブランドで、人口わずか2000人のEZCARAYという小さな村で家族が経営する工場から世界に最高級のものづくりを発信する。伝統的な手法を貫いているスペインでも数少ない企業の一つ。モヘア以外にもアルパカ、ウール、カシミア等、天然繊維にこだわり、バッグやスヌード等のアイテムも。天然繊維は手入れすればするほど、艶が出てふんわりやわらかな肌触りになる。アースカラーを中心とした優しい色合いの商品を皆さんにご紹介します。

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Holy Beach

HOLY BEACHはアフリカやアジアを旅した創設者が、自然を通して感じる『自由』に感化され生まれたサンダルブランドです。ファッション業界に対する懸念から、マザーネイチャーを土台にした新コンセプトが始まりました。革新しながらタイムレスなデザインを発信していくと共に、常に新しい生産工程を探し続け、より環境に配慮していけるよう努めています。今までの消費とは異なる、サステナブルで良質な耐用性ある商品を目指しています。

Cyedra

1998年にバルセロナでスタートしたバッグブランドCYEDRA。伝統的なハンドクラフトを貫きながらもコンテンポラリーなデザインで世界40以上の都市で既に展開している。今回紹介するDANCERS COLLECTIONは、「構築と動き」、「伝統と革新」等、相反する言葉のハーモニーからインスピレーションを受けて作ったコレクション。上質な植物タンニンなめしのイタリアンレザーを用い、Chocolate,Forest Green等のナチュラルでありながらも個性的な色合いを用いたコレクションとなっている。

Guanabana Madrid

コロンビアのルーツを反映する伝統的なパターンにモダンなエッジを効かせたデザインが特徴のMadrid発のレーベル。アクリルを精緻に編み込んで作られたバッグ、アクセサリー、ブランドの美学を映し出す鮮やかな色彩やジオメトリックパターン、メンフィス風の色合いを落とし込み、一つひとつ異なるデザインに仕上げられている。現在世界500以上のSHOPで取り扱われており、一点一点ハンドメイドで作られた商品は、同じものは1つとない個性的な色合いが特徴。

「靴の街」大阪から12社が参加。 COSAEMA PROJECT

February 8th, 2021

「ええ靴こさえまっ」

靴の街、大阪

大阪の浪速区・西成区に靴産業が集積していて、靴メーカーだけでなく、革・副資材などを扱うお店等、靴づくりに関わる人が集まる。そんな大阪の靴作りを盛り上げようと、大阪の靴メーカーが集まったプロジェクトがCOSAEMA(コサエマ)。

大阪弁で「ええ靴こさえまっ=良い靴作ります!」という意味からきている。

COSAEMAの特徴
  • - 大阪で一貫したものづくりをしている事-
  • - 柔らかな革で作られていて履きやすい、コンフォートシューズが多い事-
  • -ミセス向けの婦人靴が多い事 -
今回、参加の靴メーカー12社を一挙ご紹介!
モンドール伊藤

手染め等の1 足1 足対応するような加工が得意。ブーツであればカーブの部分をクリッピングという綺麗にしわが無く革を伸ばす技術に長けている。

伊藤製靴

綺麗目のヒールが得意で、アドバン加工という複数の革の層を削る事で色の異なる下地を見せ、マーブル色の濃淡をつける技術を持っている。レディースシューズでは珍しい技術。

ニューバンタン

「どこにも無い一足」がCONCEPTのparrishというブランドを持ち、カラフルな色や大胆な柄の組合せが印象的。

インターナショナルシューズ

ローファーやサンダル等、シンプルでクラシックなデザインが得意の企業。今回作ったキルティングサンダルのアイスブルーも甘すぎないがコーディネートしやすいカラー。

関西製靴

モカシンのボロネーゼ製法というつま先部分を袋状に縫い合わせた製法が得意でヒールも低くてマニッシュなデザインが特徴。

モデナ

エアーが入ったソール等、カジュアルにもONスタイルにも合うスニーカーを得意とする。履きやすさにこだわり、インソールは履いたらその違いが一目瞭然。

MBM杉本製靴

ヒールが3.5㎝程度のウォーキングシューズ等のミセス向けのスニーカーを得意としている。レディースだけでなくメンズサボも作っている。

フェイス

ユニークなサンダルとスニーカーを得意としている。スニーカーはカラーバリエーションだけではなく、スタッズ付き等、程良く他人と差別化を図れるデザイン。

カムサ

大阪なんばに「足に悩みを持つ方向け」の店を持ち、これまで4000人の足のデータを元に「履きやすさ」にとことんこだわった靴を作る。希望があれば、セミオーダーも受ける。

矢口製靴

ウォーキングシューズからフラットソール、ヒールまで、幅広い靴を作り、1点から注文を受けられる点が特徴。中目黒にもお店を持つ。

押海製靴

日本人の足を研究し、少し幅広めでゆったりした足入れが特徴。ミセスだけではなくシニア層にも受け入れられる、とにかく履きやすいシューズ。

サロンドグレー

ホテルニューオータニや京王プラザホテル等、百貨店やホテル内にも店舗を構える履きやすくエレガントなシューズ。メンズ向けのかかとをつぶして履けるスリッパシューズも。

COSAEMAプロジェクトは靴の街、大阪をプロモーションするだけではなく、「ものづくり」に集中してきたメーカーに「情報を伝えるプロモーションのありかた」を共に考えるプロジェクトでもある。

「いい靴は履いたらわかる」「歩きやすさが一番」と、もの作りの視点に偏ってしまうケースが多いが、「試履してもらうにはどうしたら良いか」と、その手前の仕掛も大切なポイントの一つ。現役バイヤーがディレクターとして入り、より大阪の靴の認知度を広げるべく、靴のデザインは勿論、写真の撮り方等、様々な角度からコンサルテーションを行ってきた。

例:靴のデザインを一世代若返らせ、写真の撮り方を指摘してここまで変化した。

BEFORE
AFTER

※各ブランドのWOBEページは写真をクリックしてください

Webinar [ONLINE LECTURE]

モノを売るためにモノを売らない方法

February 1st, 2021

「最新のモノの売り方は店舗での「体験型」サービスをオンライン消費に繋げていること」

皆さんは商品をより多く販売し、より多く認知させるためにどの様な方法をとっていますか?

サンフランシスコ発の体験型ショップ「b8ta(ベータ)」の日本のカントリーマネージャー、
北川氏にモノを売らない事で結果モノを売る事を事例とともにWebinarでお話し頂きました!

◆ 昨年1年を振り返り、今年、ファッション業界にとってのキーワードは何でしょうか?
【Answer】

2020年は非常に厳しい一年。来年・再来年もファッション業界にとっては耐え忍ばなくてはいけない状況が予想されています。昨年は「デジタル シフト」がキーワードの一つでした。日本もかなりECの活用等が増えましたが、デジタル消費の意識に関する調査によると、欧州が62%に対して日本は47%がデジタル消費を意識していると言われています。既に日本人の74%がオンライン購入を経験し、SNS販売を含むデジタシフトは今年も急速に進むと予想されています。

◆ 実店舗の生き残る方法は?
【Answer】

オンラインだけではなく実店舗も役割があると考えています。下記の3項目が実店舗生き残りの役割となると思います。

  • 1) オンラインとオフライン(実店舗)をどのようにシームレスに繋げるか
  • 2) 在庫リスクを最小化
  • 3) モノからコト消費が逆流して再度、モノ消費に。更にコト消費とループしていく時代で、モノとコト消費をオンラインとオフラインでどうつなげるかが重要に。
◆ 最新のモノの売り方
【Answer】

例えば、ワコール(下着)やSTAMP(ジーンズ)等では店舗で体のサイズをスキャンし細部のサイズを登録すると、2度目からはお店で試着しなくてもオンラインで自分にFITするサイズがわかるサービスがあります。店舗での「体験型」サービスをオンライン消費に繋げている例となります。最近よく聞く、「D2Cビジネス」も、間の卸業者を省くという事だけではなく、お客様との信頼関係の構築、ブランドの世界観を直接伝える事が非常に重要な部分です。
「お客様と直接やり取り」する中で、どのように自社のサービスや世界観を伝えられるかがキーポイントになる「売り方」となります。

◆ 小さいブランドでも勝算はありますか?
【Answer】

日本は個人のショップやブランドでも成功する確率が高い事がデータからわかっています。同アイテムでも、「独自性」を求めることから、大手ではなく個人ブランドを選ぶ事が多いと62%の人が回答しています。2位のカナダ、アメリカが38%なので、世界的に見ても日本人は「独自商品」を求める傾向が高いことが現状です。

一方で、独自性が出せたとしても、近年全ブランドがデジタル化するの中、自社ブランドを際立たせ・目立たせるのは非常に難しく、情報に埋もれてしまう時代になっています。Webinarではb8taが日本上陸の際に行ったPromotion方法についても事例と共にお話しさせてもらいましたので、参考にしてください。

b8taのWebinarはこちらから

FEATURES

特別企画:バイヤーインタビュー

March 3rd, 2021

この度、PROJECT TOKYOでは日本を代表するセレクトショップ、3社のバイヤーへインタビューを行いました。お店の状況や、海外へ行けないからこそ変化したバイイング方針、気になるブランドなど。第二回目の緊急事態宣言後はどういう形でファッション業界を盛り上げるのか、そこにはきっとヒントがあります。

目次: CONTENTS
  • bPr BEAMS
  • EDIFICE LA BOUCLE
  • SHIPS

各バイヤーのインタビュー記事を見るには写真をクリック

bPr BEAMS ディレクター・山口真吾 氏
担当:ギフトグッズ、LIFESTYLEグッズ、ガジェット等
Q:今回の出展ブランドで気になるところはありますか?
① 1/1000SOCKS (ワン・サウザンス・ソックス)

アートを落とし込んだソックスはこれまで他社でもあったが、履くと柄が見えなくなるシューインソックスでここまで柄がPOPなものは珍しい。控えめな部分と遊び心、それがギフトアイテムに適していると思い選びました。

店頭でもジェンダーレスなユニセックスアイテムは需要が非常に高いです。1300円という価格も絶妙でギフト予算的に丁度良く、貰った際の視覚的なインパクトも残す事が出来るアイテムだと思います。

② MANTAS EZCARAY

ビームスではアパレルが9割を占め雑貨は少ない売り場です。在宅需要でインテリアとしても考えられる=部屋で過ごして肌寒い時にひざ掛けにも使えそうなもの、という理由で選びました。外で巻いているシーンもあったが、家で使う需要にマッチすると思いました。今はいかにして話題性を作るかが大事な時代です。

このMANTAZ ESCARAYをスペインの小さな村のファクトリーブランドとして紹介することからスタートさせて、今後オリジナルでスペイン製のブランケットを作っていけたりすれば面白い取り組みになりそうだなと感じました。

Q: 現在、お店の状況はいかがでしょうか?

この1年、お客様ご自身への投資はトーンダウンし、お財布の紐が堅くなっています。一方でギフト需要はコロナ前と全く変わりません。クリスマス・バレンタイン・父の日・・・記念日は365日誰かにあります。なので消費がトーンダウンしていてもギフト需要は根強いです。例えばバレンタインではチョコレートにキーホルダーをひとつ付け加えて個性を出す、ようにちょっとしたものを探しに来る方が多いです。

Q: 次の21AWに向けてはどのような買い付け方針でしょうか?

バイヤーとして欲しいものというよりは、お客様がどのようなものなら買っていただけるかを意識しています。

商品に関しては、インテリアや自宅で使用するものは新しいアイテムに注力しています。例えばサニタイザー(消毒)やマスクストラップなど、今ならではの新しいアイデア商品をいかにファッション的にBEAMSらしく見せられるか、が重要なポイントだと考えます。

Q: 多くのブランドがバイヤーへのアプローチ方法に悩まれています。

海外に行けないので、足をつかって展示会に行く以外で何が出来るか、となるとSNSやネット情報が重要になってきています。画面腰しで商品を探す事も普通になっています。これまでは展示会でも不特定多数の方に来てもらって話して・・・例えば100人来場して購入は1人という方も多かったのではないでしょうか?多くの人に見てもらえる半面、非効率性であった部分も見直していきスリムアップしていくきっかけになっているのではないでしょうか。

仮に100人に提案してきたのであれば、最終的に買う1人の方に向けてブランドを提案するなど、絞った見せ方をしていく事も大切な時期であると考えます。一斉にメールを送って大勢の中からで1人を当てていくよりは、自分と同じ方向性や感性を持つ方に個別のアプローチをしてはいかがでしょうか?

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EDIFICE LA BOUCLE FA(ファッションアドバイザー)/BUYER 渡貫貴博氏
JOURNAL STANDARDにかかわった後、2008年よりEDIFICE FA/BUYERとして活躍。
Q:今回の出展ブランドで気になるところはありますか?
① Begg x Co(ベグ アンド コー)

このブランドは以前取り扱いしていました。現在の担当店舗がメンズとウイメンズが平場で一緒になっており、どちらにも当てはまるユニセックスアイテムであった為ピックアップをしました。以前であれば、冬の防寒具であればメンズはダウンの良いものを買って・・・という傾向があったが、暖冬や景気の問題で、高単価なダウン等が売れにくくなっています。また、電車や地下通路での移動等が多くなると、ダウン着用では暑すぎてしまうシーンも。そんなときで着脱しやすい巻物は今の生活習慣に合うアイテムの一つ。カップルでシェアする事も今は多く、Begg x Coのブランドのデザイン・クオリティーはジェンダーを超えて受け入れられるので、まずBegg x Coを選びました。

② AIRINUM(エリナム)

繰り返し使えるマスクは今や必須アイテムの一つ。AIRINUMのマスクは機能面と、ギア的・未来的なビジュアルの良さも持ち合わせている。最近は、ファッション感度が高い方だけでなく、一般の方でもスニーカーや時計等、見えやすくわかりやすい所にはお金をかける方も多くなってきていて、マスクもそのようなアイテムの1つであると言えます。必需品で皆がつけるものだからこそ、差別化を図りやすいと考えました。

これから暖かくなり、屋外に行く事も増えると、冬と比べるとオシャレ小物も減ってしまう。帽子・Tシャツ・デニム・スニーカー等での外出になる時期こそ、マスクでアクセントをつけ差別化を図るのも一つのスタイルになっていくのでは。

Q: 現在、お店の状況はいかがでしょうか?

以前多かったウインドウショッピングをする方は減り、既に商品を下調べしてから来店する方が殆どになりました。商品情報もある程度知っていて実際に試着しに来たという方が増えています。

お客様への提案もご試着されて、「素敵!」だけではなく、着用シーンの想像が出来る提案がより必要になってきています。アイテムを使って〇〇をする、行く、等が必要になっている。

Q: 次の21AWに向けてはどのような買い付け方針でしょうか?

これまで店頭・ECで「買った方の年齢・生活習慣」「なぜ買ったのか」などのヒアリングを行ってきました。その分析を基に、ブランド数を多く展開するよりは、絞ったブランドを幅広く見せるようなバイイングを進めていきました。その結果、強化する事になったブランドを見返すと、他にない「わかりやすい強みと個性」があるブランドが揃っていると思います。

Q: 多くのブランドがバイヤーへのアプローチ方法に悩まれています。

買い付けを行う立場としての意見ですが、例えばメールなら日時・場所・担当者・ビジュアルが添付されている事がほとんどです。しかし行くまでどんなブランドでどんな商品があるのかわからない。

その為に来てくださいという事なのでしょうが、事前にデジタル上でラインナップが確認でき、内容が簡潔にまとまって閲覧できると便利だと思います。予習してから展示会に行けるので、バイイングの進行が速くなります。提案型のアプローチは非常にありがたいです。

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SHIPS Womens Buyer 中山良子氏
Q:今回の出展ブランドで気になるところはありますか?
① ROYAL NAVY(ロイヤルネイビー)

ベーシックなデザインのメンズライクなミリタリーものはウイメンズでも注目をしています。その点で言えば、ROYAL NAVYは、前身ブランドのミウラ&サンズも軍物のインポートから始まったという事もあって、しっかり細かいところまでこだわっていて安心感があります。オーバーサイズでシンプルながらカップルで着まわせるようなイメージの商品は別注をかけて強化しています。手ごろな価格も魅力的。オリジナルより少し高いプライスレンジが最も探している価格帯です。ガーリーなインナーと合わせて店頭で組合せたい商品です。

② FFM (エフエフエム)

アイテムはベーシックでソリッドでいながら素材へのこだわり、編地でさりげないポイントを入れる等で差別化を図っている点が気になりました。これまでは「可愛い!」等の感覚的なものが多かったが、長く着れるものを意識する方も増え、ユニセックスでも使えて年齢層も限られず幅広いお客様をターゲットに出来るのもバイヤーとして嬉しいです。

オリジナル造語の”Tradretch”(トラドレッチ)も面白く、わかりやすいフレーズがあると、バイヤーから店頭に、店頭スタッフからお客様にもスムーズに伝えられるので、助かります。

③ FANAKA(ファナカ)

インド製のレース物に興味を持ちました。オリジナルではここまで凝ったレースをする事が難しく、手の込んでいる割には価格も手ごろ。春や秋の立ち上がりに、やはりレースは外せないアイテムの一つです。前回のPROJECT TOKYOに出展した際のブースを見て、黒と白のみのレースを飾っていたのが店頭づくりのヒントにもなりました。

オリジナル商品と馴染むMDが組めるかと、同時にオリジナルでできないポイントがあるか、の2点はブランドを選ぶ上で重視しています

Q: 現在、お店の状況はいかがでしょうか?

「気分的な部分」と「モノの良しあし」の2軸で商品を手に取る方が多いです。今まで以上に、可愛いものや、見た目がキャッチ―なものを手に取る方が多くなっています。今までだったら派手過ぎたかな、と思うような柄物を今シーズン投入しましたが、目立つ色から売れていく傾向にあったので、気分を上げられるようなわかりやすい色物は望まれていると思います。一方で、長く着られる、着回しが出来る等、シーズンを問わず何年も着用できるものは根強いです。

Q: 次の21AWに向けてはどのような買い付け方針でしょうか?

SHIPSにしかないもの、がやはり強いです。ただバイイングするというよりは、別注の取り組みや、イチからコレクションとして作ってもらう事を強化しています。価格帯も、トップスは2万円前半が最も多いです。5万円を超えるものは、知名度があるものや、店頭で惹きになるものでないと正直難しくなっています。

また、カットソーや軽羽織は増やしています。少し前ですと、ダンボール素材系で機能があって軽いものは好評でした。

Q: 多くのブランドがバイヤーへのアプローチ方法に悩まれています。

案内をもらう場合、商品を見る前なので相手のブランドや特徴を知らないことがほとんどです。そんな中、長い文章で最後に写真があると、正直中々辿り着けない。ダウンロードしなければいけない資料も同様です。

メールの上部に一番得意としている商品とわかりやすいキャッチフレーズ「うちはこれが得意です」があると、探しているものと合致した時にコンタクトを取りやすいと思います。

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デジタルとアナログの両立:WOBEとは

November 19th, 2020

「デジタルとアナログの間にたち、出会いの場として多くのブランドを紹介していく
プラットフォーム」

今年、ファッション業界ではデジタルを導入する動きが目立ちました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、イベントは全て中止され、人々はSTAY HOME期間中に様々なことをオンラインで済ますようになりました。

ブランドはホームページにEコマース機能を付け、お店はインスタグラムLIVEで商品のプロモーションに力を入れ始めました。ZOOMなどを使ったオンラインでの打ち合わせは、移動時間がない為、効率が良く、電話よりも相手の顔が見られると重宝されています。コロナがもたらしたパラダイムシフトは大きく業界に影響を与え、世の中では新たなデジタル時代の幕が開けました。

合同展示会やファッションイベントのオンライン化も多くみられました。コレクションの写真や動画、ブランドのプレスキットなどを1ページで見えるようにし、Eコマースのようにワンクリックでオーダーが入れられるようになりました。

しかし、オンラインの展示会は新しい手法を取り入れすぎなところもあり、使用する側(バイヤー)から「使い方がわからない」「登録が面倒くさい」「メールやインスタのやり取りの方が早い」などの声も多く挙がり、想像していた結果には繋がらない事態が起きてしまいました。

そこで、PROJECT TOKYOは『新しいブランドを常に探している人々』と『ビジネスチャンスを模索しているブランド』、双方の悩みを解決する、ファッション業界の活性化に繋がるようなネットワークプラットフォームWOBE(ウォーブ)を提供するに至りました。

【WHAT IS WOBE】

WOBEには現在、約340ブランドが登録されています。ランウェイブランドを含め、海外ブランド、ファクトリーブランド、雑貨、コスメ、バッグ、シューズなど様々なジャンルのブランドが登録しています。

登録について

登録の種類は2つ。無料版と有料版があり、有料版だとより多くの情報を掲載できます。写真の数はもちろんですが、ブランドの特徴、価格帯、HP/SNSアドレスなどが掲載できます。その為、検索にヒットする確率が上がるメリットがあります。

無料版は写真3枚、ブランドコンセプト、カテゴリーのみの掲載ですが、「ブランドを知ってもらう」という意味ではお手軽に登録できます。

検索について

バイヤーはお店登録が必要ないので、気軽にブランド検索ができます。カテゴリーから価格などの検索が可能で、気になるブランドが見つかった場合、「コンタクト」ボタンから直接ブランドの担当者と連絡が取れます。

【オンラインの今後の需要とWOBE】

WOBEを立ち上げた経緯は様々ですが、注目した点は「欲しい情報をネットで探すのに時間がかかる・・」でした。デジタルでの情報発信の重要性が増加していますが、その為インターネットには膨大な量の情報が溢れています。情報を探す側にとって、求めているものを見つけるのに時間がかかるのが現状です。

また、ZOZOTOWNや楽天などEコマースサイトがすっかり浸透したように感じますが、世界のアパレル・ファッションのEC化率が80%という数字に比べると日本は15%ほどで、まだまだ成長する見込みがあります。

溢れる情報の中から簡潔に求めているブランドが見つかる。今後のデジタル社会では、逆にそういう簡潔型検索サイトの需要が増えてきます。その為WOBEは必要以上の情報はいらないと考えています。なぜなら

① リサーチ能力の向上

デジタルに触れている全ての人が、今までより賢くなっているからです。情報の交通渋滞の中、うまく欲しいものを探す術を自然と覚えている私たちは、パッと見つけたことに対してのリサーチをいとも簡単に行えます。

例えばインスタグラムでたまたま友達が着ていたブランドが『どこに売っているか』、『価格はいくらなのか』などすぐに検索できます。

② 人と人とのコミュニケーションの重要さ

WOBEで掲載されている内容より深い情報が知りたい場合は、コンタクトボタンを使用してブランドの担当者に直接連絡が取れます。そこからメール、電話、オンライン商談、実際の商談へとつながります。

バイヤーがオーダーを入れる根底には、自分の目で見て、触れて、感じることに勝るものはありません。素材や着心地など商品の拘りや、ブランドの世界観、醸し出す雰囲気など。やはり、すべてをデジタルで伝えることは困難です。ファッションブランドのアイデンティティーとも言えるそれらは、ブランド担当者やデザイナーに会って、お店で体験してこそわかる部分でもあります。

WOBEにたくさんの情報を掲載させない理由。それは、最後はやはり人と人という想いがあるからです。

デジタルのニーズは今後も増えていきます。しかし、アナログ式が消えることは絶対にありません。WOBEはデジタルとアナログの間にたち、出会いの場として多くのブランドを紹介していくプラットフォームになります。

ご登録がまだの方は、まずは無料から!

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出展の資料請求は現在準備中です。
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お問い合わせ・資料請求ページは現在準備中です。
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3⽉展の来場事前登録は終了しました。
Pre-Registration is currently closed.

出展ブランドリスト、並びにブランド検索ページWOBEの掲載は11月中旬をもちまして終了いたしました。

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BOOTH PRICE 出展料金について

照明・レンタル備品等のオプション設備に関しては、出展確定後に事務局よりご案内申し上げます(有料)。

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[B]ミニブース